【11月12日 AFP】米国家安全保障局(NSA)の元職員エドワード・スノーデン(Edward Snowden)容疑者は10日夜、ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領が就任の準備を進める中、政府による過剰な監視活動から協力して身を守るよう呼び掛けた。

 スノーデン容疑者は10日、オランダの首都アムステルダム(Amsterdam)の映画館で開催されたオリバー・ストーン(Oliver Stone)監督による自身の伝記映画のプレミア試写会に、暗号化されたライブストリーミングを通じて登場。

 ロシアからオランダの聴衆に向けて「より良い世界を望むなら、(バラク・)オバマ(Barack Obama)のような人を当てにはできない。トランプのような人を恐れてはいけない」と述べた。

 スノーデン容疑者は、8日に行われた米大統領選でのトランプ氏の勝利を米国史における「暗黒の時」と呼ぶ一方、より大きな問題は「国境にかかずらうことなく、あらゆる場所のあらゆる人々の権利をいかにして守るのかということだ」と主張した。(c)AFP