【11月12日 AFP】16-17フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第4戦、フランス杯(Trophee de France 2016)は11日、シングルのショートプログラム(SP)などが行われ、女子ではエフゲニア・メドベデワ(Evgenia Medvedeva、ロシア)、男子ではハビエル・フェルナンデス(Javier Fernandez、スペイン)がそれぞれ首位に立った。

 メドベデワはすべてのジャンプできれいに着氷し、先月のスケート・カナダ(Skate Canada International 2016)で記録した自己ベストの76.24点を更新する78.52点をたたき出した。女子SPで史上2位の記録を達成したメドベデワに続き、ガブリエル・デールマン(Gabrielle Daleman、カナダ)が72.70点で2位、マリア・ソツコワ(Maria Sotskova、ロシア)が68.71点で3位となっている。

 昨季のGPシリーズを制したメドベデワは、「きょうのパフォーマンスには満足していますが、まだ限界というわけではありません」とコメントしている。

 一方、浅田真央(Mao Asada)は61.29点で12人の出場選手中8位、グレイシー・ゴールド(Gracie Gold、米国)は54.87点で10位と大きく出遅れた。今大会でこれまで2度の優勝を誇る浅田は、開幕戦のスケート・アメリカ(Progressive Skate America 2016)で6位に終わっており、12月8日に仏マルセイユ(Marseilles)で開幕を迎えるGPシリーズファイナルへの出場の可能性が小さくなっている。

 日本勢では、樋口新葉(Wakaba Higuchi)が65.02点で5位、永井優香(Yuka Nagai)が52.41点で12位となった。

 先週のロシア杯(Rostelecom Cup 2016)で自身3度目の優勝を飾ったフェルナンデスは、冒頭の4回転で転倒しながらも96.57点を記録し、92.85点のネイサン・チェン(Nathan Chen、米国)を2位、89.21点のデニス・テン(Denis Ten、カザフスタン)を3位に抑えた。無良崇人(Takahito Mura)は78.38点で6位となっている。

 また、ペアSPではドイツのアリオナ・サフチェンコ(Aliona Savchenko)/ブリュノ・マッソ(Bruno Massot)組が77.55点で、アイスダンス・ショートダンス(SD)ではガブリエラ・パパダキス(Gabriella Papadakis)/ギヨーム・シゼロン(Guillaume Cizeron)組が78.26点でそれぞれ首位に立っている。(c)AFP