【11月10日 AFP】南アフリカの7歳の少女が内緒で書いた小説が出版され、同世代の子どもたちにとって大きな刺激となっている。

 ミシェル・ヌカマンケング(Michelle Nkamankeng)さんは緑と紫のペンを使い、海と大きな波に魅了された少女チチを題材にした小説「Waiting for the Waves(波を待って)」を書き上げた。

 米インターネット小売り大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)のページには「内面における愛と恐怖の葛藤」について描いた「素晴らしい物語」との宣伝が並ぶ。

 ミシェルさんが通うヨハネスブルク(Johannesburg)のセイクリッドハート大学(Sacred Heart College)のコリン・ノースモア(Colin Northmore)学長は、ミシェルさんが成し遂げたことは「周りの子どもたちの期待を高め、何か素晴らしいことを成し遂げられると信じさせる」ものだと語った。同大学には幼稚園から高校までが付属している。

 ミシェルさんはAFPに対し、本を書きたいと思っている他の子どもたちへのアドバイスとして「夢を追いかけ、自分を信じ、誰にも邪魔させないこと」と語り、最後に「本を読めなければ、書くことはできない」と続けた。

 ミシェルさんの今の目標は小児科医になること、そして作品を書き続けることだという。(c)AFP/Béatrice DEBUT