【11月9日 AFP】試合では激しい戦いを繰り広げるかもしれないが、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)のリオネル・メッシ(Lionel Messi)とハビエル・マスケラーノ(Javier Mascherano)に対する友情には、102年にわたる国同士のライバル関係もひびを入れることはできないようだ。ブラジル代表のネイマールは8日、所属するFCバルセロナ(FC Barcelona)のチームメートでアルゼンチン代表のメッシとマスケラーノを、自身のプライベートジェットに同乗させて帰国した。

 南米サッカー界を代表する因縁のライバル関係にあるブラジルとアルゼンチンは、10日に行われるW杯ロシア大会(2018 World Cup)の南米予選で直接対決を控えているが、ネイマールは目的地が一緒だったメッシとマスケラーノとともにブラジルへと向かい、ソーシャルメディアには機内で3人が仲良く記念撮影をしている写真が投稿された。

 ブラジルに到着したメッシとマスケラーノが合流したアルゼンチン代表は同日、ベロオリゾンテ(Belo Horizonte)市内で練習を行っている。同代表は、2014年のW杯ブラジル大会でもこの場所を合宿地に使っていた。

 10チームが参加している南米予選で、アルゼンチンは最近3試合で勝ち点を2ポイントしか積み上げられず、本大会出場圏外の6位につけている。そのため、アルゼンチンにとって10日の試合はどうしても勝ち点が必要な大一番となる。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)でプレーするセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)は、「首位のブラジルにも負けないということを証明する絶好の機会だ」と話している。(c)AFP