【11月7日 AFP】米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏は、フランスのフランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領と遠い血縁関係にある──。仏系譜学者ジャンルイ・ボカルノー(Jean-Louis Beaucarnot)氏が3日、自著で主張した。両氏はともに14世紀の「不運の国王ら」の子孫にあたるのだという。

 クリントン氏の旧姓は「ロダム(Rodham)」で、同著によると、母方の家系はカナダ・ケベック(Quebec)州にルーツがあるという。仏語が使われるケベックには、過去にフランスの10地域以上から人々が移住してきたとされる。

 中でも注目されるのは、クリントン氏の23世代前の祖先が、「頑固」で知られる仏国王ルイ10世だった可能性があることだ。同国王は、王位に就いてからわずか18か月で死去したとされる。

 そして、同国王の後継者となった弟のフィリップ5世と遠い血縁関係にあるのがオランド氏なのだという。

 クリントン氏についてはまた、歌手のマドンナ(Madonna)さんやセリーヌ・ディオン(Celine Dion)さん、女優のアンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)さんといった人々とも血縁関係にあると著者は記している。

 一方の共和党候補ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏については、父方の家系がドイツ・カルシュタット(Kallstadt)の出身だという。同地域からは、ケチャップで知られるハインツ(Heinz)創業者、ヘンリー・ハインツ(Henry Heinz)氏の父親も米国に移住している。(c)AFP