【11月5日 AFP】16-17フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第3戦、ロシア杯(Rostelecom Cup 2016)は4日、モスクワ(Moscow)で女子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、ロシアのアンナ・ポゴリラヤ(Anna Pogorilaya)が首位発進した。

 18歳のポゴリラヤは、映画『セント・オブ・ウーマン/夢の香り(Scent of a Woman)』の楽曲に乗せたノーミスの演技で73.96点を記録し、2位のエレーナ・ラディオノワ(Elena Radionova、ロシア)に2点差をつけた。3位にはソチ冬季五輪の団体戦で金メダルを獲得したユリア・リプニツカヤ(Julia Lipnitskaia)が続いている。

 ポゴリラヤは「昨年の大会で犯したようなミスをしないよう努力しました。全体的に自分のパフォーマンスに満足していますが、最高の演技とはまだ言えません」と語っている。

 日本勢では松田悠良(Yura Matsuda)が61.57点で7位、村上佳菜子(Kanako Murakami)が55.25点で10位となった。

 一方、ペア・ショートプログラム(SP)では、ロシアのナタリア・ザビアコ(Natalia Zabiiako)/アレクサンドル・エンベルト(Alexander Enbert)組が、露作曲家ゲオルギー・スヴィリドフ(Georgi Sviridov)の楽曲『吹雪(Snowstorm)』で完璧な演技を披露し、69.76点で首位に立った。

 通算5度の世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships)制覇を誇るドイツのアリオナ・サフチェンコ(Aliona Savchenko)は、新パートナーのブリュノ・マッソ(Bruno Massot)とのペアで、トップと0.25点差の2位で追走。イタリアのバレンティナ・マルケイ(Valentina Marchei)/オンドレイ・ホッタレク(Ondrej Hotarek)組が3位につけた。

 アイスダンス・ショートダンス(SD)では、昨季のグランプリ(GP)ファイナルで2位に入った米国のマディソン・チョーク(Madison Chock)/エヴァン・ベイツ(Evan Bates)組が、米音楽家ジョージ・ソローグッド(George Thorogood)の『バット・トゥ・ザ・ボーン(Bad to the Bone)』に合わせてトップの75.07点を記録した。

 ソチ五輪の団体戦覇者で地元の期待を背負うロシアのエカテリーナ・ボブロワ(Ekaterina Bobrova)/ドミトリ・ソロビエフ(Dmitri Soloviev)組が0.12点差の2位、スペイン・バルセロナ(Barcelona)で開催された昨季のGPファイナルを制したカナダのケイトリン・ウィーバー(Kaitlyn Weaver)/アンドリュー・ポジェ(Andrew Poje)組が3位につけている。(c)AFP