【11月3日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)に所属するチリ代表のFWアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)の代理人は2日、スペイン当局により浮上した脱税疑惑についてコメントし、同選手に不正はないと強調した。

 スペイン紙エルペリオディコ(El Periodico)は2日、サンチェスがスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属していた2012年から2013年にかけて、98万3443ユーロ(約1億1200万円)の税金を支払っていなかった疑いをかけられていると伝えている。

 同選手の代理人を務めるフェルナンド・フェリチェヴィッチ(Fernando Felicevich)氏は、「アレクシス・サンチェスは、彼が住んでいた国のあらゆる法律に完璧に従っている」とコメントしている。

 近年スペインでは同様のケースが次々と発覚しており、今回はサンチェスの肖像権収入にスポットライトが当てられている。

 スペインでの租税を免れるため、サンチェスは自身の肖像権をマルタにある会社に譲渡しているが、当局はこの会社に疑いの目を向けている。

 なお、サンチェスのバルセロナ時代の同僚であるリオネル・メッシ(Lionel Messi)とハビエル・マスチェラーノ(Javier Mascherano)、現在はドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属するシャビ・アロンソ(Xabi Alonso)らが、肖像権に関わる脱税の疑いでスペイン当局からこれまでに捜査を受けている。(c)AFP