【10月30日 AFP】(写真追加)イタリア中部で30日朝、 マグニチュード(M)6.6の強い地震が発生した。米地質調査所(USGS)が明らかにした。今のところ死傷者などの情報は入っていない。

 地震が発生したのはグリニッジ標準時(GMT)午前6時40分(日本時間同日午後3時40分)ごろで、震源はウンブリア(Umbria)州ペルージャ(Perugia)県ノルチャ(Norcia)の北6キロ。地震の揺れはローマ(Rome)やベネチア(Venice)でも感じられた。

 イタリア中部では、8月24日に大きな地震があり約300人が死亡。また今月26日にもM5.5とM6.1の地震が相次いで発生した。

 市民保護局は、「今朝の地震の影響を受けたすべての町村で、人や建物への被害がないか現在確認を行っている」と述べた。

 イタリアのスカイニューズ24(Sky News 24)は、不安そうな住民らが見守る中、屋外にある聖ベネディクト(St Benedict)の像の前で膝をついて祈りをささげる修道士の姿を報じた。また聖ベネディクト教会自体は、今回の地震で倒壊したと報じられている。(c)AFP