【10月29日 AFP】(更新)16-17フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケート・カナダ(Skate Canada International 2016)は28日、オンタリオ(Ontario)州ミシサガ(Mississauga)で男子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、羽生結弦(Yuzuru Hanyu)は79.65点で4位となった。

 首位には90.56点でパトリック・チャン(Patrick Chan、カナダ)、2位には81.24点で無良崇人(Takahito Mura)、3位には80.57点でケヴィン・レイノルズ(Kevin Reynolds、カナダ)が続いている。

 世界選手権(ISU World Figure Skating Championships)で3度の優勝を誇るチャンは、4位の羽生約11点差をつけた。

 羽生は2年連続スケート・カナダのSPで強い印象を残すことができなかった。昨年大会のSPでは6位と大きく出遅れ、フリースケーティング(FS)で巻き返して2位に入った羽生は、最初のジャンプで膝をつくと、続くジャンプも単発になった。

 女子シングルSPでは、昨季の世界選手権覇者のエフゲニア・メドベデワ(Evgenia Medvedeva、ロシア)が自己ベストの76.24点を記録し、首位に立った。

 16歳のメドベデワはすべてのジャンプできれいに着氷し、昨季のGPファイナルでたたき出した74.58点の自己記録を更新した。

 大会制覇の経験を持つ地元カナダのケイトリン・オズモンド(Kaetlyn Osmond)が74.33点2位、一昨年の世界覇者エリザベータ・トゥクタミシェワ(Elizaveta Tuktamysheva、ロシア)が66.79点で3位に続いている。

 日本勢では本郷理華(Rika Hongo)が65.75点で4位、宮原知子(Satoko Miyahara)が65.24点で5位、永井優香(Yuka Nagai)が40.39点で11位となっている。

 ペアのSPでは地元カナダのメーガン・デュアメル(Meagan Duhamel)/エリック・ラドフォード(Eric Radford)組が、アイスダンス・ショートダンス(SD)ではこちらもカナダのテッサ・ヴァーチュー(Tessa Virtue)/スコット・モイア(Scott Moir)組がそれぞれ首位に立っている。(c)AFP