【10月28日 AFP】会社の業績目標を達成したボーナスとして、インドの「気前の良い企業主」が、新車や住宅、宝飾品などを従業員にプレゼントすると発表した。

 ダイヤモンドの輸出会社ハリ・クリシュナ・エクスポーツ(Hari Krishna Exports)を経営するシブジバイ・ドラキヤ(Savjibhai Dholakia)氏は、週末のヒンズー教の光の祝祭「ディワリ(Diwali)」を前に、自動車1260台、アパートなどの住居400部屋、また宝飾品を従業員に与えることを明らかにした。

 同社のロイヤルティー(忠誠心)プログラムの一環として、従業員5500人中の対象者に褒賞を行うのだという。ドラキヤ氏はAFPの取材に対し、望ましい業績と献身を示した従業員たちへの報酬だと説明した。推定総額は、5億ルピー(約7億8500万円)相当とみられている。

 インドではディワリの期間中、企業主が従業員に対し、箱入りの菓子などをプレゼントする習慣がある。

 ドラキヤ氏は、2012年に従業員3人に車を贈って以来、従業員への高価な贈り物で注目を集めている。2014年には、同様のプログラムで車491台、アパート207戸を従業員に与えた。前年に褒賞を受けた従業員は、今年の対象からは除かれるという。

 同社は、印ダイヤモンド産業の中心地グジャラート(Gujarat)州スーラト(Surat)を拠点とする大手研磨会社で、世界約75か国にダイヤモンドを輸出している。(c)AFP