【10月27日 AFP】イラン革命防衛隊は26日、爆発物を搭載し、陸海の標的を爆破することのできる「自爆無人機」を開発したと発表した。

 革命防衛隊に近いイランのタスニム(Tasnim)通信は、この新型無人機の主な用途は海上監視任務であり「ミサイルで武装する設計はされていない」と述べた上で、「(だが、この無人機は)戦闘任務の際に、大量の爆発物を搭載して自爆攻撃を行うことが可能だ」と説明した。

 また同通信は「この機体は、水面近くを高速な巡航速度で飛行し、標的と衝突して、標的が船舶であっても陸上の管制施設であっても、その標的を破壊することができる」と述べた。

 同通信によると、この無人機は水面から0.5メートルの高さを時速約250キロで飛行することが可能で、高度900メートルまで上昇できる。また、「先進的な軍事カメラを搭載しており、昼夜を問わず使用でき、湿気のある海上の環境下でも飛行できる」という。

 これまでにイランが他の無人機を発表した際と同様に、タスニム通信は、地上に置かれた機体の写真だけを公開し、飛行中の動画などは公開していない。(c)AFP