【10月27日 AFP】米ロサンゼルス(Los Angeles)のハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム(Hollywood Walk of Fame)で26日、米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏(70)の星形プレートが破壊される事件があった。

 動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」をはじめとする複数のウェブサイトに投稿された映像には、市の建設作業員用のオーバーオールを着用した男性が、つるはしで星形プレートから金文字と映画カメラのシンボルを掘り出す場面が映っている。

 ジェームズ・オーティス(James Otis)と名乗る男性は、体をまさぐられたり、性的嫌がらせを受けたりした10人ほどの女性の主張を堂々と否定するトランプ氏が「腹立たしくて仕方がない」と穏やかに説明。金文字と映画カメラのシンボルを競売にかけ、利益をトランプ氏の被害者とされる女性たちに寄付するつもりだと話した。

 今のところトランプ氏からの反応はないが、星形プレートを授与するハリウッド商工会議所(Hollywood Chamber of Commerce)は、星形プレートを数日の間に修理し、しばらくの間はカバーで覆ったままにしておくと語った。

 星形プレートの価値は約3万ドル(約310万円)とされ、これを破壊した人は重罪に処される可能性がある。(c)AFP