【10月27日 AFP】16-17イタリア・セリエAは26日、第10節の試合が行われ、ASローマ(AS Roma)はエディン・ジェコ(Edin Dzeko)の2ゴールの活躍などでサッスオーロ(US Sassuolo)に3-1で勝利し、首位ユベントス(Juventus)を猛追している。

 ローマは、戦前の予想を覆して敵地で快勝を収めたが、試合中にはアレッサンドロ・フロレンツィ(Alessandro Florenzi)が膝の靱帯(じんたい)に重傷を負った疑いもあり、チームはリーグ戦7勝目を手放しでは喜べなかった。

 一方のユベントスは、ホームでサンプドリア(Sampdoria)と対戦し、マリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)の今季初ゴールなどで4-1で勝利している。

 ユベントスは、25日に行われた試合でライバルのACミラン(AC Milan)がジェノア(Genoa CF)に0-3で敗れたことを受け、再び視界が開けている。ミランは先週の試合でユベントスに勝利し、王者との差を勝ち点2に縮めたばかりだった。

 ローマは今週末に行わるアウェーのエンポリ(Empoli)戦で白星を挙げ、ユベントスがナポリ(SSC Napoli)に敗れた場合、首位に浮上する可能性があるが、ジェコはローマがユベントスにとって最大のライバルであるという考えには賛同していない。

 今季のゴール数を10に伸ばしたジェコは試合後、伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に対し、「私たちが考えているのは、次の試合に勝つということだけ。とはいえ今日の勝利はうれしい」と語った。

 また、エンポリに2-0で勝利したナポリが29日のユベントスとの一戦を前に、ミランの敗戦に乗じて首位と勝ち点4差の3位に浮上。ミランは4位に順位を下げた一方、カリアリ(Cagliari Calcio)を4-1で破ったラツィオ(SS Lazio)は5位を守った。

 この日行われたその他の試合では、インテル(Inter Milan)がマウロ・イカルディ(Mauro Icardi)の終了間際の決勝ゴールでトリノ(Torino FC)を2-1で下し、解任の可能性があるフランク・デ・ブール(Frank de Boer)監督を後押ししている。(c)AFP/Justin DAVIS