【10月26日 AFP】米共和党のコリン・パウエル(Colin Powell)元国務長官は25日、来月8日の大統領選で民主党候補のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官に投票する意向を明らかにした。

 多くの共和党の現職・元職の幹部や政治家が共和党候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏に投票しない考えを示しているが、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)政権で国務長官を務めたパウエル氏もそれに続く形となった。

 パウエル氏の側近ペギー・シフリノ(Peggy Cifrino)氏はAFPに対し、「パウエル氏はロングアイランド・アソシエーション(Long Island Association、企業支援などを行う非営利組織)の会合でヒラリー・クリントンに投票する意向を示した」と述べた。

 ハッキングされ先月公開された6月の電子メールでパウエル氏は、社会的少数派や移民、女性などを侮辱するような発言を続けてきたトランプ氏を「国際社会ののけ者」「国家の恥」などと痛烈に批判していた。(c)AFP