【10月26日 AFP】今年4月に急逝した米国の伝説的ポップミュージシャン、プリンス(Prince)さんが、米ミネソタ(Minnesota)州に所有していた自宅兼スタジオ施設「ペイズリー・パーク(Paisley Park)」が、常設の博物館として28日から一般公開されることになった。

 同施設のオープンは、地元当局から来場者の誘導計画の改善を求められたことを受けて予定よりも遅れていたが、24日夜に正式に承認された。

 運営団体は今年末までの入場券をインターネット上で販売する予定だとしている。来年の入場券は、来月半ばに販売開始される見通し。チケット購入者は、ツアー形式で施設内を見て回ることができる。

 5100平方メートルの同施設は、ミネアポリス(Minneapolis)郊外チャナッセン(Chanhassen)にある。プリンスさんの存命中は一部しか立ち入りが許されていなかったため、ファンにとっては聖地のような場所となっている。

 常設博物館としてのオープンに先立ち、今月初めの一般公開で既に内部を見学したファンらによると、ステージ衣装や受賞記念品、楽器、アルバムジャケット、録音スタジオや映像編集室、バイクなどが展示されているという。

 また各部屋は、「グラフィティ・ブリッジ(Graffiti Bridge)」や「パープル・レイン(Purple Rain)」など、プリンスさんのアルバムがテーマになっている。(c)AFP