【10月24日 AFP】イタリア・ローマ(Rome)郊外の避暑地カステルガンドルフォ(Castel Gandolfo)にあるローマ法王の別荘の内部が、22日から一般公開されている。即位してから3年間、別荘で休暇を過ごしたことのないフランシスコ(Francis)法王の希望で実現した。

 フランシスコ法王は当初より伝統的な法王の権力を誇示することを避け、豪華なバチカン宮殿に居住せず、聖職者のための宿泊所で寝起きしている。

 今回、法王の決定により、歴代の法王15人以上が眠った豪華な寝室など、2階建ての別荘内部を見学することが可能になった。

 フランシスコ法王は既に2014年に庭園を一般公開し、予約制で見学ツアーを行っている。また、昨年からは丘の上にある別荘までの特別列車での観光ツアーや、法王の有機農園、牛やニワトリ、ミツバチなども見学できるようになっている。(c)AFP