【10月24日 AFP】16-17フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ開幕戦、スケート・アメリカ(Progressive Skate America 2016)は23日、米イリノイ(Illinois)州シカゴ(Chicago)で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、宇野昌磨(Shoma Uno)が合計279.34点で優勝を飾った。

 宇野は3本の4回転ジャンプの着地を成功させると、2015年の全米王者であるジェイソン・ブラウン(Jason Brown、米国)に10.96点差をつけて、昨年のエリック・ボンパール杯(Trophee Eric Bompard 2015)に続くGPシリーズ2勝目を挙げた。ブラウンが合計268.38点で2位に、アダム・リッポン(Adam Rippon、米国)が合計261.43点で3位に続いた。

 18歳の宇野は、2002年大会を制覇したブライアン・ジュベール(Brian Joubert、フランス)氏以降では、最年少優勝者となった。また、日本人選手のスケート・アメリカ優勝は、ここ5大会で4度目となっている。

 ショートプログラム(SP)で首位に立ち、FSで190.19点をたたき出した宇野は、「ウオームアップでの感覚は良くなかったんですが、実力は出せたのでそれには満足しています。プログラムの前半は最高でした。後半のコンビネーションでの失敗は悔しいです」とコメントした。

 一方、アイスダンスでは米国のマイア・シブタニ(Maia Shibutani)/アレックス・シブタニ(Alex Shibutani)組が、合計185.75点で優勝を飾った。

 米国のマディソン・ハベル(Madison Hubbell)/ザカリー・ダナヒュー(Zachary Donohue)組が合計175.77点で2位、ロシアのエカテリーナ・ボブロワ(Ekaterina Bobrova)/ドミトリ・ソロビエフ(Dmitri Soloviev)組が174.77点で3位に入った。(c)AFP