【10月21日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するフェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が20日、チームとの新契約に関する展望について言及することを避けた。

 16F1第18戦米国GP(United States Grand Prix)に出場するベッテルは報道陣に対し、自身は今季残る4レースと来シーズンの成長に集中していると話した。

 通算4度の世界王者に輝いたベッテルは、「僕たちは今、最後の4レースと来年のことに特に集中していて、かなり忙しい」としたうえで、「僕の契約のように詳細なことについて探るのは、あまり重要ではないと思う」と語った。

「ファクトリーでは、いろいろなことが起きている。チームが多忙であることを理解しているし、焦点はそこにあるべきだ」

 ベッテルは、フェラーリのウリツィオ・アリバベーネ(Maurizio Arrivabene)代表が、来年以降の新契約を結ぶかどうかは保証されていないと、公に警告をしたことで、自身の今後に関する憶測の高まりを受けて今回のコメントに至った。

 アリバベーネ代表は伊スカイ(Sky Italia)に、「セバスチャンはわれわれと契約中だ。今年、そして来年も一緒に働く。それで、来シーズン中にどうするか考えることになるだろう」と話していた。

「一人一人が目標を持っているのだから、それが誰であっても、自分の地位を築き、給料を得ることは至極当然だ」

 ベッテルは昨季からフェラーリに加入し、勝利と信頼を獲得したが、今シーズンはここまで優勝がなく、総合順位でも6位に沈んでいる。(c)AFP