【10月21日 AFP】冬季五輪2大会でメダルを獲得しているアルペンスキーのティナ・マゼ(Tina Maze、スロベニア)が20日、競技を続けるモチベーションと活力が無くなったと語り、現役引退を表明した。

 ソチ冬季五輪では2個の金メダルを獲得している33歳のマゼは、すでに昨シーズンを休養していた。

 この日、マゼは2002年にアルペンスキーW杯初優勝を飾ったオーストリア・ゼルデン(Soelden)で引退を発表した。

 W杯で通算26勝を挙げ、世界選手権(FIS Alpine World Ski Championships)で4個の金メダルを手にしているマゼは、「もうモチベーションも活力もありません」と、引退の理由を明かした。

 史上6人しかいないアルペンスキー5種目で勝利を飾った経験を持つマゼは、スキーコースから離れることはせず、新シーズンはテレビのコメンテーターを務めることになる。(c)AFP