【10月21日 AFP】男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は、故障で1年以上もツアーに出場していない現状においても、ジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏が保持しているメジャー最多勝利数の通算18勝を打ち破ることができると確信している。

 元世界ランク1位で現在40歳のウッズは、米公共放送PBSのチャーリー・ローズ(Charlie Rose)氏の番組で、メジャー通算14勝の自身の記録を更新する望みを諦めていないと語った。

 ニクラス氏の記録に到達できる手応えはあるかと最初に質問された際、ウッズは曖昧に「正直なところ、ノーだ」と答えていたものの、その結果を受け入れられるか問われると、「もっと勝てることを受け入れてきた」とコメント。その後、ニクラス氏の記録を破るつもりがあるという意味かと改めて聞かれると、「その通りだ」と答えた。

 2008年の全米オープン選手権(2008 US Open Championship)を最後にメジャータイトルから遠ざかり、昨年8月以降は大会に出場していないウッズは、今月カリフォルニア(California)州で開催されたセーフウェイ・オープン(2016 Safeway Open)で復帰を果たすと大々的に宣言しながらも、体調について新たな不安要素があるとして、大会前夜に棄権を表明した。

 しかしながら、ウッズは12月の復帰について見通しは明るいと話し、内に秘めた競技への情熱を示した。

「ライバルたちに勝ちたい。そのためにこうして練習に時間を費やし、最後に彼らと対戦する準備を整えているんだ。試合が恋しいかって?もちろん、100パーセントそうさ。それから40歳を迎えた今、自分で最初に認めるけど、以前は当たり前だったことができなくなっている。自分と同い年の人間は、ほとんどが若い頃の自分にはかなわない。その点については、別の方法を模索していかなければならない」

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