【10月21日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2016-17)は20日、グループリーグ第3節の試合が各地で行われ、インテル(Inter Milan)は10人になりながらもサウサンプトン(Southampton FC)に1-0で勝利し、フランク・デ・ブール(Frank de Boer)監督にのしかかる重圧を和らげた。

 インテルは後半22分、ダビデ・サントン(Davide Santon)のクロスをアントニオ・カンドレーヴァ(Antonio Candreva)が蹴り込み、サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)でこの日唯一の得点を挙げた。

 その後、マルセロ・ブロゾビッチ(Marcelo Brozovic)が2枚目の警告を受けて退場処分となったインテルは、残りの13分間を10人でしのぎきり、今大会初の勝ち点3を手にした。

 イングランド・プレミアリーグでも好調のサウサンプトンから勝ち星を挙げたことで、チームの苦戦が続く中、デ・ブール監督はいくらか時間を稼ぐことができる。

 指揮官は、「選手を信頼している。いくつかの試合では集中力を欠いていたが、きょうは試合を通じて規律が取れていた。相手に対する強い気持ちを常にもってプレーする選手を見たい。それが基本だ」と語った。

 一方、フランチェスコ・トッティ(Francesco Totti)が欧州クラブ大会で通算100試合目の出場を飾ったASローマ(AS Roma)は、2点のリードをふいにして3-3でオーストリア・ウィーン(Austria Vienna)と引き分けた。

 ホームのスタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)で前半にラファエル・ホルツホイザー(Raphael Holzhauser)に先制点を奪われたローマだったが、ステファン・エル・シャーラウィ(Stephan El Shaarawy)の2得点で逆転。さらに後半に入りアレッサンドロ・フロレンツィ(Alessandro Florenzi)が追加点を挙げた。しかし、オーストリア・ウィーンは後半37分にドミニク・プロコップ(Dominik Prokop)、その2分後にオラレンワジュ・カヨデ(Olarenwaju Kayode)が得点を挙げ、勝ち点1をもぎ取った。(c)AFP