【10月19日 AFP】米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)などで活躍した広島東洋カープ(Hiroshima Toyo Carp)の黒田博樹(Hiroki Kuroda)が18日、今季限りでの現役引退を表明した。

 大リーグの舞台で7年間プレーした黒田は、2015年に高額オファーを蹴って日本球界復帰。キャリアの締めくくりを広島で迎えることを意味するその決断はカープファンを熱狂させ、今季はプロ野球のセントラルリーグ制覇と日本シリーズ進出に貢献した。

 41歳の黒田は、北海道日本ハムファイターズ(Hokkaido Nippon Ham Fighters)との日本シリーズ前に引退を発表したことについて、「次の試合が最後の登板になるかもしれないので、チームメートやたくさんのファンの方々にお伝えしなければならないと思いました」と語っている。

 1997年から2007年までカープに在籍した黒田は、2008年から11年までロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)、2012年から14年までヤンキースでプレー。2015年に古巣カープと年俸4億円の1年契約を結んだ。

 ヤンキースでの最終年は32試合に先発登板して11勝9敗、防御率3.71の成績を残し、年俸は1600万ドル(当時約19億円)だった。(c)AFP