【10月18日 AFP】米航空宇宙防衛企業「オービタルATK(Orbital ATK、旧オービタル・サイエンシズ)」は17日、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を補給する無人補給機「シグナス(Cygnus)」を搭載したロケット「アンタレス(Antares)」の打ち上げに成功した。

 オービタルATKがISSへの物資補給を担うのは6回目。一方シグナスには今回、ISS乗組員のための補給物資や科学研究関連の機材など約2300キロの物資が搭載されている。

 機体に米国旗が描かれたアンタレスは、米バージニア(Virginia)州ワロップス島(Wallops Island)にあるNASAの施設から現地時間の17日午後7時45分(日本時間同日午前8時45分)、シグナスを搭載して打ち上げられた。NASAの中継によると、シグナスは打ち上げから約5分後、ロケットから切り離され、まもなく軌道に乗った。

 アンタレスは2年前の2014年10月28日、打ち上げ直後に爆発した。今回アンタレスを使った補給機打ち上げはこの事故後初、オービタルATKがISSへの物資補給を担うのは6回目となる。(c)AFP