【10月18日 AFP】16MLBは17日、プレーオフのア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、クリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)が4-2でトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)を下し、ワールドシリーズ進出に王手をかけた。

 本拠地ロジャーズ・センター(Rogers Center)で行われた第3戦、インディアンスは先発投手のトレバー・バウアー(Trevor Bauer)が前週数針を縫った指の傷口から出血し、初回で降板を余儀なくされたものの、シリーズ3連勝を飾るのに支障はなかった。

 インディアンスは1回表、ベテランのマイク・ナポリ(Mike Napoli)一塁手がブルージェイズの先発マーカス・ストロマン(Marcus Stroman)から適時二塁打を放ち、カルロス・サンタナ(Carlos Santana)が先制の本塁を踏んだ。

 対するブルージェイズも、2回裏にマイケル・ソーンダース(Michael Saunders)が、インディアンスの2番手ダニー・オテロ(Danny Otero)からソロ本塁打を左翼席に運び、1-1の同点に追いついた。

 4回表には、ナポリがストロマンから左中間席に一発をたたき込み、インディアンスが再び2-1とリード。しかし、ブルージェイズも5回裏、エセキエル・カレーラ(Ezequiel Carrera)が三塁打で出塁すると、ライアン・ゴインス(Ryan Goins)がインディアンスの4番手ザック・マカリスター(Zach McAllister)に一塁ゴロに打ち取られる間に、同点の本塁にかえった。

 試合を振り出しに戻したブルージェイズだったが、6回表にはまたもやストロマンがジェイソン・キプニス(Jason Kipnis)に両チーム通じて3本目となる本塁打を浴びた。これで再びリードしたインディアンスは、ホセ・ラミレス(Jose Ramirez)がブルージェイズの2番手ジョー・ビアギニ(Joe Biagini)から放った適時打でナポリが生還し、4-2とリードを拡大した。

 第4戦は18日にトロント(Toronto)で行われる。ア・リーグ王者は、ワールドシリーズでシカゴ・カブス(Chicago Cubs)とロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)の勝者と激突する。(c)AFP