【10月18日 AFP】レスター・シティ(Leicester City)のクラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)監督は17日、イングランド・プレミアリーグでのチームの低迷は心配していないとしたうえで、昨季王者が再び常勝街道へ戻ることに自信があると語った。指揮官は闘争心あふれるプレーを見せるチームの姿勢には満足しているとしており、遅かれ早かれ危機を脱するだろうとの見解を示している。

 今季はリーグ戦8試合を消化した時点で、わずか2勝にとどまっているフォックス(レスターの愛称)は、15日のチェルシー(Chelsea)戦でも0-3で敗れ、自動降格圏から勝ち点2差の位置につけている。

 しかしながら、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)の舞台では、所属するグループGで開幕2連勝を飾っており、ラニエリ監督は18日にホームで行われるFCコペンハーゲン(FC Copenhagen)戦でも、波に乗れないチームに絶対的な信頼があると話す。

 ラニエリ監督は「良いプレーができるときもあれば、うまくいかないときもある。マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦、そしてチェルシー戦の前半は良くなかったが、後半は良いプレーができていた。自分のチームには本当に自信がある」と語った。

「彼らはファイトしているし、昨季はよりコンパクトだったが、今は相手にも研究されている。チームは崖っぷちだし、昨季ほど良くはないが、レスターのようなチームとしては普通だと思う」

 デンマーク代表でレスターのゴールマウスを守るGKカスパー・シュマイケル(Kasper Schmeichel)も、ただちに非常ボタンを押す必要性はないとして、ラニエリ監督の意見に同調している。

「私たちは、鏡の中の自分を見つめ直し、立ち直る必要があった。明日は非常に大きなテストになる」と話すシュマイケルは、「今は心配したり、パニックに陥ったりする時間ではない。僕らは一生懸命努力している。良い結果がついてくると思う。かならずね」と語った。(c)AFP