【10月18日 AFP】インドネシア・スマトラ(Sumatra)島のメダン(Medan)市で、保護種に指定された動物を取引しようとした容疑で3人の男が逮捕され、トラの毛皮やシカの生殖器、センザンコウのうろこなどを含む動物の部位が押収された。当局が17日、明らかにした。

 男たちは先週末にかけて、警察によるおとり捜査が行われたメダン市内のホテルで身柄を拘束された。ホテルは珍しい動物たちが多数生息する国立公園の近くに位置していた。

 男の一人はバイヤーを装った捜査員に、トラの毛皮を7000万ルピア(約56万円)で売買する取引に応じたという。

 当局はその後、絶滅危惧種であるセンザンコウのうろこ3キロを男の車内から発見した。男の話によると、うろこを3600万ルピア(約29万円)で友人2人に売るつもりだったという。(c)AFP