【10月16日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部で下位に低迷するシャルケ04(Schalke 04)で、スイス代表の新星ブリール・エンボロ(Breel Embolo)が左足首を骨折する重傷に見舞われた。15日のFCアウクスブルク(FC Augsburg)戦で負傷したエンボロは、シーズン絶望の可能性もある。

 19歳のエンボロは、試合の前半25分に相手DFコンスタンティノス・スタフィリディス(Konstantinos Stafylidis)の激しいタックルを受けて負傷した。担架で運び出されたエンボロはそのまま病院へ向かい、X線検査の結果、重傷であることが判明した。

 シャルケはクラブの公式ツイッター(Twitter)アカウントで、「非常に残念なお知らせです。ブリール・エンボロが足首の骨折でしばらく離脱します」と発表。アウクスブルクのダーク・シュスター(Dirk Schuster)監督も「ブリール・エンボロの一刻も早い回復を心から願う。スタフィリディスは愚かなことをした」とコメントした。

 エンボロは6月、スイスのFCバーゼル(FC Basel)から2200万ユーロ(約25億円)でシャルケに加入。4-0で勝利した2週間前のボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)戦で移籍後初得点となるチーム2得点目を決め、最下位脱出に貢献していたばかりだった。

 シャルケはすでに、今夏に獲得した選手が故障で離脱している。スペイン1部リーグのセビージャFC(Sevilla FC)から500万ユーロ(約5億7000万円)で獲得したコケ(Jorge Andujar Moreno "Coke")は、加入からわずか1週間で膝の大けがに見舞われた。

 開幕5連敗という不名誉な記録でシーズンをスタートさせたマークス・ワインツィアル(Markus Weinzierl)新監督にとっては、さらなる痛手となってしまった。シャルケはこの日の試合に1-1で引き分け、降格圏内のリーグ16位にとどまっている。(c)AFP