【10月16日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは15日、第8節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)は3-0でレスター・シティ(Leicester City)に快勝した。

 チェルシーはしどろもどろの王者レスターからジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)、エデン・アザール(Eden Hazard)、ビクター・モーゼス(Victor Moses)が得点を挙げ、アントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督を援護した。

 コンテ監督は、13日にブックメーカー(賭け屋)が同指揮官の解任に関する賭けを中止したことを受け、就任3か月で職を解かれるのではないかと臆測が飛び交っている。リバプール(Liverpool FC)とアーセナル(Arsenal)に敗れて批判されたコンテ監督は、オーナーのロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)氏が指導者を首にすることに容赦無いことも十分承知している。

 とはいえ、リーグ戦2連勝を飾ったこの日のパフォーマンスは、イタリア人指揮官がチームの中に作り上げようとしているサッカーの可能性を垣間見せた。チェルシーは前半7分、コスタが今季リーグ7点目を挙げて先制すると、同33分にアザールが追加点。後半35分にはモーゼスがダメ押し点を決めた。

 前回敵地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)を訪れた際に、レスターはリーグ優勝をチェルシーの選手から祝福されたが、チームはまだその余韻に浸り続けているようだ。

 1995-96シーズンのブラックバーン・ローバーズ(Blackburn Rovers)に続いて王者として迎えた新シーズンで開幕からアウェーで4連敗を喫したレスターは、連覇に向けて厳しい戦いが続いている。(c)AFP