【10月16日 AFP】16-17スペイン1部リーグは15日、第8節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は故障から復帰したリオネル・メッシ(Lionel Messi)が途中出場からわずか3分で得点を記録するなど、デポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)に4-0で快勝した。

 股関節を痛めていたメッシは、3点リードで迎えた後半10分に途中出場を果たし、約1か月ぶりに実戦のピッチに立つと、その3分後にはネイマールのスルーパスに反応し、わずか3タッチ目で今季公式戦9得点目を決めた。ルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は、「完璧な内容だった。レオが戻り、復調するのに時間はいらなかったね」と話している。

 バルセロナは前半21分、ルイス・スアレス(Luis Suarez)のパスに抜け出したラフィーニャ(Rafinha Alcantara)の低いシュートが相手GKの手をはじいて先制すると、その15分後にはジェラール・ピケ(Gerard Pique)のシュートのこぼれ球に再びラフィーニャが詰めて追加点を挙げた。

 さらに前半終了間際には、スアレスが相手DFのマークをうまくかわしてネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)のパスを呼び込み、チーム3得点目を記録。スアレスはこれでリーグ戦今季6得点目となり、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)のアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)と並んで得点王争いのトップに立った。

 一方、デポルティボは後半20分にラウレ(Laureano Sanabria Ruiz)がネイマールの顔面に肘打ちを浴びせて退場処分を受けるなど、最後まで散々な試合内容だった。

 難なく勝利を収めたバルセロナだが、同日の試合でアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とレアル・マドリード(Real Madrid)も勝利したため、両チームとバルセロナとの勝ち点2差は変わらなかった。

 アトレティコは先制されたものの、ヤニック・フェレイラ・カラスコ(Yannick Ferreira Carrasco)のハットトリック、ニコラス・ガイタン(Nicolas Gaitan)の加入後初ゴールを含む2得点など、グラナダ(Granada CF)に7-1で勝利。4試合連続引き分け中だったレアルは、前半だけで4得点を奪い、レアル・ベティス(Real Betis)に6-1で大勝した。(c)AFP/Kieran CANNING