【10月15日 AFP】米交流サイト(SNS)大手フェイスブック(Facebook)のテキストメッセージアプリ「メッセンジャー(Messenger)」でホワイトハウス(White House)と気軽にチャットできるようになった。正確に言うと、チャットの相手を務めるのは14日に公開された「ボット」だ。

 ホワイトハウスはメッセンジャー上で「史上初の政府ボット」とうたったボットを公開し、米政府をAI(人工知能)の時代に突入させた。

 ユーザーがチャットに参加するとボットは「やあ、みんなの声が聞けてうれしいよ。私たちはみんなが考えていることを知るのが楽しみだ」と語りかける。

 ホワイトハウスによると、ユーザーはメッセージを送ることができ、そのうち1日10通はバラク・オバマ(Barack Obama)大統領が自ら目を通すという。

 ホワイトハウスの最高デジタル責任者を務めるジェイソン・ゴールドマン(Jason Goldman)氏によると、他の開発者が利用できるようボットはオープンソースとされ、広く一般公開されるという。

 ゴールドマン氏は「他国の政府や開発者が大幅に安い先行投資で類似のサービスを構築し、その国の市民との間で(米政府がしているのと)同様の関係を育むことを期待して、このホワイトハウスの技術をオープンソースとします」と述べた。(c)AFP