【10月14日 AFP】男子テニス、上海マスターズ(2016 Shanghai Rolex Masters)は13日、シングルス3回戦が行われ、大会第13シードのリュカ・プイユ(Lucas Pouille、フランス)に6-1、6-3で快勝した第2シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は試合後、試合中に自身のバッグの中を撮影しようとするカメラクルーに苦言を呈した。

 マレーは、先週行われた中国オープン(China Open 2016)でグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)を6-4、7-6(7-2)で下して優勝した決勝の途中、作戦が書かれたメモをテレビカメラに撮影されたことで、いらつきを見せていた。

「カメラクルーは、メモに何が書かれているかを見るために、私のバックの中身まで映し出してきたんだ」と不満をあらわにするマレーは、「今週は、チェンジコートの際に自分の姿を映されるのは構わないけれど、もし可能だったらバッグの中身だけはやめてくれないかと頼んだ」と語った。

「彼らが私の意思を尊重し、問題にならなければいいなと思う」

 一方、この日行われたその他の試合では、第9シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)がアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)に6-7(4-7)、6-2、7-5で勝利した。第3セット途中5-5まで接戦を演じたズベレフだったが、第11ゲームでツォンガにブレークを許すとラケットをたたき折り、スポーツマンらしからぬ行為として警告を受けていた。(c)AFP