【10月13日 AFP】米グーグル(Google)は12日、今年6月末までの半年間に各国政府から寄せられたデータ要請件数が過去最多となったと発表した。要請件数は年々増え続けているという。

 グーグルが発表した「透明性リポート」によると、同期間に寄せられた要請件数は前期比10%増の4万4943件。4期連続での増加となった。

 要請の対象となったアカウントの数は7万6713件で、2015年下半期の8万1311件から減少している。

 グーグルは今年、こうした要請の64%に対して少なくとも何らかの情報を提供しており、その割合は前期と変わらなかった。

 グーグルへのデータ要請件数は、2011年の透明性レポートの発行開始以来、徐々に増えている。多くの大手IT企業と同様に、グーグルもユーザーのプライバシー保護の姿勢を維持しながら、警察やその他公的機関からの合法的な要請に協力している。

 最新の報告書によると、米国からの要請件数は1万4169件と最も多く、このうち79%に対して情報が提供された。次に多かったのはドイツの8788件で、以降はフランス(4300件)、インド(3452件)、英国(3302件)と続いた。(c)AFP