【10月11日 AFP】韓国のサムスン電子(Samsung Electronics)は11日、バッテリーが爆発する恐れがあることから大規模リコールに踏み切っていたスマートフォンシリーズの最新機種「ギャラクシーノート7(Galaxy Note 7)」について、生産の完全打ち切りを発表した。

 今回の発表に先立ち、サムスンは同日、この機種の交換品からも発火することが報告されたのを受け、販売と交換の停止を発表するとともに、利用者には即座に使用をやめるよう呼び掛けていた。

 この動きを受けて同社の株価は急落。株式市場の取引終了後、ついに同機種の生産打ち切りを発表した。

 同社は声明で、「顧客の安全を最優先するため、ギャラクシーノート7の生産中止という最終決定に至った」と説明した。同社広報担当者は、同機種の生産中止は一時的なものではなく「永久的」な措置だとしている。(c)AFP/Giles HEWITT