【10月8日 AFP】(更新、写真追加)トルコの首都アンカラ(Ankara)郊外で8日朝、警察が強制捜査中に投降を呼び掛けていた容疑者2人が、用意していた自動車爆弾を爆破して自爆した。国営アナトリア(Anadolu)通信が伝えた。容疑者2人は死亡した。現時点では、ほかに死傷者は確認されていない。

 現場で記者会見したエルジャン・トパザ(Ercan Topaca)アンカラ県知事によると、警察は同日朝、クルド人が多数を占める南東部ディヤルバクル(Diyarbakir)県からの通報を受けて、捜査を開始したところだった。容疑者の2人は東部ビンギョル(Bingol)県出身の男と身元不明の女で、非合法武装組織「クルド労働者党(PKK)」に関係していた可能性があるという。

 さらにトパザ知事は、当局が3人目の容疑者の捜索を行っていることを明らかにした上で、「興味深い」事実として自爆した容疑者たちの車両にはトルコ国旗が掲げられていたと語った。

 CNNトルコ(CNN-Turk)は、警察は今回の捜査で200キロの硝酸アンモニウムとプラスチック爆弾を押収したと報じている。(c)AFP