【10月6日 AFP】カリブ海(Caribbean Sea)諸国に大きな被害をもたらしているハリケーン「マシュー(Matthew)」による死者は、これまでに少なくとも27人に上った。6日午前には、バハマ中部の一部地域にも猛威を振るった。

 バハマ政府によると、同国では空港が閉鎖し、クルーズ船は航路を変更した。また、米国立ハリケーンセンター(NHC)の最新の発表によると、マシューは最大瞬間風速約51メートルの強風を伴い、「バハマ中部の一部地域に猛威を振るった」。

 過去10年間にカリブ海地域を襲った中で最大規模のハリケーン「マシュー」はこの後、米フロリダ(Florida)州に向けて北上しながら勢力を増す見込みで、米沿岸部では大勢の住民が避難を始めている。

 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、「最善の事態を願うが、最悪の事態のために備えよう」と述べ、マシューの予想進路に暮らす米国民に注意を呼び掛けた。(c)AFP