ビルズが番狂わせ、ブレイディ欠くペイトリオッツに完封勝ち
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【10月3日 AFP】16NFLは2日、第4週の試合が行われ、バッファロー・ビルズ(Buffalo Bills)が16-0でニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)に勝利した。
敵地に乗り込んだビルズはペイトリオッツを苦しめ、QBトム・ブレイディ(Tom Brady)が無傷のチームに復帰することを阻んだ。
15年戦っている本拠地ジレット・スタジアム(Gillette Stadium)でペイトリオッツが完封負けを喫したのは、史上初めて。また、前本拠地での完封負けは1993年にまでさかのぼり、敵地を含めると0点で試合を終えたのは2006年以来となっている。
一方のビルズは1990年以来となる敵地での完封勝利を挙げ、「デフレートゲート(deflategate)」スキャンダルで開幕から4試合出場停止となっているブレイディを欠くなか、3連勝を飾っていたペイトリオッツを現実に引き戻した。
ペイトリオッツは2試合連続でジャコビー・ブリセット(Jacoby Brissett)が先発QBを務めたが、ビルズの守備陣はブリセットをルーキーのようにあしらった。特にこの日最も攻め込まれた第2クオーターには、ザック・ブラウン(Zach Brown)がブリセットに突っ込んでファンブルを誘うビッグプレーをみせた。ペイトリオッツはこの試合で5度のファンブルと9個のペナルティーを重ねた。
ブラウンは試合後、「彼(ブリセット)は第3のQBだ。だから僕らは、彼を第3のQBらしく見えるようにしたんだ。素晴らしい勝利だ」とコメントした。
この日は他にも番狂わせが起きており、英ロンドン(London)のウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われた一戦ではジャクソンビル・ジャガーズ(Jacksonville Jaguars)が30-27でインディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)に勝利している。
ジャガーズはQBブレイク・ボートルズ(Blake Bortles)が2本のパスでタッチダウンを演出し、さらにランで自らもタッチダウンを奪うと、守備陣がコルツのQBアンドリュー・ラック(Andrew Luck)の逆襲を抑え込み、今季初勝利を挙げている。
またシカゴ・ベアーズ(Chicago Bears)も攻撃陣が不発に終わったデトロイト・ライオンズ(Detroit Lions)を抑え込み、17-14で今季初白星を飾った。(c)AFP