【10月2日 AFP】ボクシング、WBA・WBO世界ヘビー級王者のタイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)は1日、自身のコカイン陽性反応報道について軽んじている様子をみせた。

 米スポーツ専門チャンネルESPNは30日、フューリーが先月22日に米ラスベガス(Las Vegas)に拠点を置くボランティア反ドーピング機関(VADA)の抜き打ち検査を受け、尿サンプルがコカインに陽性反応を示したと報じた。これに対し、フューリー陣営はまだ声明を出していない。

 フューリーはこの日、ツイッター(Twitter)に映画『スカーフェイス(Scarface)』でアル・パチーノ(Al Pacino)が演じたトニー・モンタナ(Tony Montana)がコカインの山を前に座っている写真を投稿。その写真の顔部分にはフューリー自身の顔写真がコラージュされ、「#タイソンモンタナ(Tysonmontana)」と記されていた。またツイッターネームもタイソンモンタナとなっている。

 コカインは違法薬物ではあるものの、ボクシングでは、競技外であれば摂取することは禁じられていない。

 フューリーは、今月29日に英マンチェスター(Manchester)でウラディミール・クリチコ(Wladimir Klitschko、ウクライナ)との王座防衛戦に臨む予定だったが、先週になって突然、健康上の理由により再び試合を延期すると発表した。クリチコとの再戦については、当初7月9日に予定されていたが、フューリーが足首の故障を理由に試合を延期していた。(c)AFP