【10月1日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)は30日、今年のドラフト全体1位指名で入団したベン・シモンズ(Ben Simmons)が練習中に足を骨折し、NBAデビューが遅れる見通しになったと明らかにした。

 20歳のシモンズは、米ニュージャージー(New Jersey)州のストックトン大学(Stockton University)で練習を行っていた最中に、足首をひねり負傷した。

 レントゲンとMRIの検査により、シモンズは右足の第5中足骨を骨折していることが判明。セブンティシクサーズは、「現時点では、さらなる診断と治療の選択肢を検討しており、今後の情報については適時発表する」と声明で述べた。中足骨の骨折はスポーツ選手につきもので、けがの具合によって全治には6週間から8週間かかる可能性がある。

 シモンズはこの負傷により、今月26日に行われるオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)との新シーズン開幕戦に欠場するのは、ほぼ確実となった。

 セブンティシクサーズでは1996年のアレン・アイバーソン(Allen Iverson)氏以来となるドラフト全体1位指名を受けたシモンズは、ルイジアナ州立大学(Louisiana State University)で昨年、1試合平均19.2得点、11.8リバウンドを記録した。

 オーストラリア・メルボルン(Melbourne)生まれのシモンズはまた、同国出身としては2005年のアンドリュー・ボーガット(Andrew Bogut)、2011年のカイリー・アービング(Kyrie Irving)に続いて3人目の全体1位指名となっている。(c)AFP