【9月30日 AFP】アジア・サッカー連盟(AFC)の審判委員会は29日、主催大会でゴールに関わる議論が起きないよう、欧州と足並みをそろえて追加副審を導入すると発表した。

 追加副審は両ゴールの側に配置され、試合の結果に影響を及ぼすゴールやPK、オフサイドの判定について補助の役割を担う。

 来年のAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2017)やAFCカップ(AFC Cup 2017)の準々決勝以降の試合や、2019年にアラブ首長国連邦(UAE)で開催される第17回アジアカップ(2019 AFC Asian Cup)から採用されることになる。

 今月行われた2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)アジア最終予選のUAE戦では、日本の浅野拓磨(Takuma Asano)のシュートが明らかにゴールラインを割っていたにもかかわらず得点が認められないなど、問題が多く発生していた。

 欧州サッカー連盟(UEFA)の主催大会はすでに追加副審を起用しており、W杯ではゴールライン・テクノロジー(GLT)が採用されている。

 インドのゴア(Goa)で開催されたAFC審判委員会の会合ではまた、W杯予選で試合を裁く審判のコーチを導入する提案が行われた。声明で同委員会は、審判コーチたちが「若手審判の指導者の役割を担う。AFCが構想する、優れたサッカー連盟になるというミッションにかなったものである」としている。(c)AFP