【9月30日 AFP】米国選抜と欧州選抜による男子ゴルフの対抗戦、第41回ライダーカップ(The 41st Ryder Cup)は29日、大会初日の午前に行われるフォアサムの組み合わせを発表し、開幕カードでは欧州選抜がジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)/ヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson、スウェーデン)組、米国選抜がジョーダン・スピース(Jordan Spieth)/パトリック・リード(Patrick Reed)組を起用し、ともに無敗を誇るペア同士の対決が実現することになった。

 米ミネソタ(Minnesota)州チャスカ(Chaska)にあるヘーゼルティン・ナショナル・ゴルフクラブ(Hazeltine National Golf Club)で開催される今大会では、欧州選抜が史上初の4連覇を目指している。2年ごとに開催される同大会で欧州選抜は、過去7大会で6勝、同10大会では8勝を挙げている。

 リオデジャネイロ五輪で112年ぶりに五輪競技復活を果たしたゴルフ競技の金メダルに輝いたローズと、第145回全英オープン(The 145th Open Championship)制覇を果たしたステンソンは、スコットランド(Scotland)のグレンイーグルズGC(Gleneagles GC)で行われた前回大会でもコンビを組んで3勝0敗の成績を残している。

 一方、メジャー通算2勝を誇るスピースは、初出場を果たした前回大会でリードとコンビを組み、フォアボールで2勝を挙げ、フォアサムではマルティン・カイマー(Martin Kaymer、ドイツ)/ローズ組と引き分けている。

■ミケルソンは通算11回目の出場

 続く第2試合では、米国選抜がフィル・ミケルソン(Phil Mickelson)とリッキー・ファウラー(Rickie Fowler)、欧州選抜が世界ランク3位のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)と大会初出場のアンディ・サリバン(Andy Sullivan、イングランド)という組み合わせになった。ミケルソンは今回が通算11回目の出場となり、ニック・ファルド(Nick Faldo、イングランド)と並んで史上最多となっている。

 第3試合には、欧州選抜からカイマーとセルヒオ・ガルシア(Sergio Garcia、スペイン)が出場し、第98回全米プロゴルフ選手権(2016 PGA Championship)覇者のジミー・ウォーカー(Jimmy Walker、米国)とメジャー通算2勝のザック・ジョンソン(Zach Johnson、米国)と対戦する。

 午前最終戦となる第4試合は、全米オープン選手権(2016 US Open Championship)王者で世界ランク2位のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)が、リオ五輪銅メダリストのマット・クーチャー(Matt Kuchar、米国)とのペアで、欧州選抜のリー・ウェストウッド(Lee Westwood、イングランド)/トーマス・ピーターズ(Thomas Pieters、ベルギー)組と対戦する。

 大会初日の30日午後にはフォアボール4試合、10月1日の2日目もフォアサムとフォアボールのそれぞれ4試合が予定されており、最終日の3日目はシングルスが行われる。欧州選抜は28ポイント中14ポイントを獲得すれば連覇が確実となる一方で、米国選抜は14.5ポイントを確保しなければタイトルに手が届かない。(c)AFP/Jim SLATER