【9月30日 AFP】フランス・パリ(Paris)で29日、隔年開催の「パリモーターショー(Paris Motor Show)」が報道陣向けのプレスデーを皮切りに、開幕した。今年は米電気自動車(EV)メーカー、テスラモーターズ(Tesla Motors)を追随するかのごとく、数多くのメーカーから電気自動車が発表された。

 昨年から今年にかけて排ガス不正問題で揺れたドイツ自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)が、コンセプトカー「I.D.」を発表したのをはじめ、独オペル(Opel)や仏ルノー(Renault)も一度の充電で400キロ走行可能な電気自動車を公開した。プロトタイプが公開されたI.D.は同600キロの走行が可能だという。

 電気自動車「ゾエ(Zoe)」の新型モデルを発表したルノーのカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)最高経営責任者(CEO)は、新車の狙いについて、運転中のバッテリー切れに対する消費者の「心理的障壁」を打ち破ることと述べた。

 一般公開は来月1日から16日まで。(c)AFP