【9月29日 AFP】16MLBは28日、各地で試合が行われ、ア・リーグ東地区のボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)は、マーク・テシェーラ(Mark Teixeira)に逆転サヨナラ満塁本塁打を浴びてニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)に3-5で敗れたものの、同地区のボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)がトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)に3-2で勝利したことで、8度目の地区優勝を決めた。

 レッドソックスの優勝は、チームの守護神クレイグ・キンブレル(Craig Kimbrel)が3-0とリードして迎えた九回のマウンドに上がる前に決定した。

 キンブレルは安打と2個の四球で満塁とすると、押し出しの四球を与えてジョー・ケリー(Joe Kelly)と交代。その後、ケリーが二死を奪い、スタンドで見つめるファンも勝利を確信したかに見えたが、テシェーラが1ストライク後の2球目をたたいて今季第15号となる本塁打を中堅スタンドへたたき込んだ。

 この結果、勝利したヤンキースはかろうじてプレーオフ進出の可能性をつなぎとめている。

 レッドソックスのジョン・ファレル(John Farrell)監督は、「この終わり方が、これまでのシーズンにおける選手の努力を奪うわけではない。思い描いたような形ではなかったかもしれないが、この敗戦が今までの仕事を台無しにするというのは短絡的だ」とコメントした。(c)AFP