【9月29日 AFP】米アップル(Apple)は28日、英ロンドン(London)を流れるテムズ川(Thames River)沿いにある旧バタシー発電所(Battersea Power Station)の再開発地区に英本部(キャンパス)を置く計画を発表した。

 1930年代にバタシー地区に建設された同発電所は、高くそびえる数本の煙突が特徴的な建築物。現在、市内8か所にある同社オフィスが統合され、アップルの従業員ら約1400人がここで働くことになるという。

 同発電所は1983年の運転停止以降、放置されたままとなっていたが、約17万平方メートルのスペースは今後、オフィスや集合住宅、店舗、レジャー施設へと生まれ変わる。

 新たに設けられる「アップル・コンプレックス」は、オフィスエリアの40%以上を占める予定だという。

 旧バタシー発電所は、ビートルズ(The Beatles)の映画『Help! 4人はアイドル(Help!)』に登場した他、英ロックバンド「ピンク・フロイド(Pink Floyd)」の1977年のアルバム「アニマルズ(Animals)」のジャケットにも使われたことがある。(c)AFP