【9月29日 AFP】カナダを訪問中の英国のウィリアム王子(Prince William)とキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)は28日、ユーコン(Yukon)準州の博物館を訪れ、古い電信機とモールス信号を使った初の「ロイヤルメッセージ」をツイッター(Twitter)に投稿した。

 夫妻が訪れたのは、ユーコン準州州都ホワイトホース(Whitehorse)にあるマックブライド博物館(MacBride Museum)。館内の通信所で「ケンブリッジ公爵夫妻、2016年9月、ユーコン準州ホワイトホース」というシンプルなメッセージを口述すると、90歳の元通信士が電鍵を操作した。

 100年ほど前に建てられた丸太造りのこの通信所からメッセージが送信されたのは、80年以上ぶりという。

 ユーコン準州のエレイン・テイラー(Elaine Taylor)観光文化相は声明で、「英王子夫妻は、ユーコンの過去の通信手段を今日の世界的なデジタル技術に接続した」と述べた。

 この電鍵には、打電をデジタル信号に変換し、メッセージとしてツイッターに投稿する機能が地元のソフトウエア開発者により付加されていた。来館者は今後、この電信機を使って自身のメッセージを投稿することができるという。(c)AFP