【9月28日 AFP】オーストラリア運輸安全局(ATSB)は28日、同国のカンタス航空(Qantas Airways)の機内で、座席に圧迫された携帯電話が発火する事故が発生していたことを明らかにし、その危険性について注意を促した。

 ATSBが発表した報告書によると、発火した携帯電話のブランド名は明らかにされていないが、6月21日、米ロサンゼルス(Los Angeles)・ニューヨーク(New York)間を飛行する便のビジネスクラスの座席で、押しつぶされた携帯電話が「直ちに音を立てて煙を上げ始めた」という。

 今月初め、韓国サムスン電子(Samsung Electronics)のスマートフォンシリーズの最新機種「ギャラクシーノート7(Galaxy Note 7)」の一部のリチウムイオンバッテリーの不良により、航空機内で同機種が爆発する事故が起きたことを受け、カンタス航空やヴァージン・オーストラリア(Virgin Australia)、その他の国際航空会社は乗客らに対し、同機種の使用を控えるよう呼び掛けたばかりだった。(c)AFP