【9月28日 AFP】2022年サッカーW杯(2022 World Cup)を開催するカタールは27日、最大で2000人のサポーターがアラブ遊牧民のようにテントで宿泊できる「ファン村」を建設する計画を明らかにした。

 大会組織委員会によると、このファン村は同国南部に建設され、最終的には同様の施設を国内に5か所造る可能性があるとしており、「国外から訪れるファンには、まったく新しいサッカー体験を楽しんでもらう」と話している。

 ファン村の試験計画では、650のテントが30万平方メートルの用地に収容されることになっており、そこから最も近いスタジアムは、車で1時間半の距離にあるアル・ワクラ・スタジアム(Al-Wakrah Stadium)で、同スタジアムは準々決勝まで使用される。

 大会主催者は今年初め、W杯期間中に最大100万人のファンがカタールを訪れると予想しており、ファンのためにテントを宿泊施設として使用する意向を明らかにしていた。主催者側はまた、宿泊施設としてホテルのほかにもクルーズ船を利用する意向を明らかにしている。(c)AFP