【9月28日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)は27日、グループリーグ第2節が各地で行われ、イングランド・プレミアリーグ王者のレスター・シティ(Leicester City)はイスラム・スリマニ(Islam Slimani)のゴールが決勝点となり、FCポルト(FC Porto)に1-0で勝利した。

 CLの舞台で初めてのホームゲームとなったレスターは、 ポルトガル1部リーグのスポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)時代に、「ザ・ドラゴンズ(The Dragons)」の愛称でも知られるポルトを相手に活躍したことで「ドラゴン・スレイヤー(殺し屋)」との異名をつけられていたスリマニが得点を記録し、この日のゴールで対ポルト戦の成績は計7試合で7得点となった。

 レスターのクラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)監督は、「スリマニはスポルティング在籍時から、ポルトを相手によく得点していたので自信があった」とコメント。

「リヤド(・マフレズ<Riyad Mahrez>)とイスラムには『行くぞ、良い試合をするんだ』と声をかけた。結果的に、彼らがアシストとゴールを記録した。素晴らしかった」

「その後は、ポルトが良いプレーをする中、われわれも組織的にうまく守備することができた。スペースをよく消すことができた」

「最後の10分間は苦しんだが、勝利することが重要だった。集中力も高かったし、よく跳ね返すことができた。とてもうれしい」

 リーグ戦ではすでに3敗を喫し、連覇へ向けて思うようにいっていないレスターだが、この試合の結果、CLの舞台では所属するグループGで2連勝を飾り、2位に勝ち点2差の単独首位に立っている。

 一方、同大会を2度制しているポルトは、これまでイングランド・プレミアリーグ勢を相手にアウェーゲーム17試合で一度も勝利がなく、ここ5試合は無得点で敗れている。

 ポルトのヌーノ・エスピリト・サント(Nuno Espirito Santo)監督は、「われわれは、最後の15分間で本当に良いプレーをしていたから、最初からそういったプレーができていればと思う」と述べ、「アウェーでプレミアリーグ覇者と対戦し、試合開始から今日の終盤のようなプレーをすることは簡単ではない。でも、それこそがチャレンジというものであり、私は今後の試合についても楽観している」と語った。

 同日に行われたもう一方のグループGの試合では、FCコペンハーゲン(FC Copenhagen)がクラブ・ブルージュ(Club Brugge)を4-0で下している。(c)AFP/Tom WILLIAMS