【9月27日 AFP】(更新、写真追加)台湾では27日、昼過ぎ頃に東部の花蓮(Hualien)に上陸した台風17号(アジア名:メーギー、Megi)により、4人が死亡、多数が負傷する被害が出た。また、強風と激しい雨によって、休校や休業も相次いだ。

 2週間で3度目となる今回の台風により、交通網に大きな被害が出た他、当局によると、台湾南部で4人が死亡したという。

 また、消防当局によれば、台湾中部の高速道路を走っていたバスが強風によって横転し、乗っていた日本人観光客7人と現地ガイドが負傷するなど、各地で167人が負傷した。

 さらに、中央災害対策センターによれば、1万1000人以上が自宅から避難を強いられ、およそ3000人が避難所に身を寄せている他、200万世帯以上で停電、3万5000世帯超で断水が発生しているという。

 一方、空の便では、27日正午の時点で、国際線、国内線の双方を合わせて400便が欠航し、400便超に遅延が生じた。鉄道およびフェリーも大半が運転を見合わせたという。(c)AFP