【9月25日 AFP】ロンドン警視庁(Scotland Yard)は24日、ウィリアム王子(Prince William)の義理の妹に当たるピッパ・ミドルトン(Pippa Middleton)さん(33)がインターネット上に保管していた約3000枚の画像がハッキング(不正アクセス)され、コンピューター不正使用法違反の疑いで男を拘束したと発表した。

 大衆朝刊紙のサン(The Sun)とデーリー・メール(Daily Mail)によると、画像はクラウド型データ保管サービス「iCloud」のピッパさんのアカウントから盗まれた。この中には、ピッパさんの姉であるキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)や、ジョージ王子(Prince George、3)、シャーロット王女(Princess Charlotte、1)が写っているものが含まれていた。

 画像はメッセージアプリ「ワッツアップ(WhatsApp)」を通じてメディアに売り込まれた。サンは5万ポンド(約650万円)を提示されたとしている。

 ハッキングの被害は23日に通報され、ロンドン警視庁は専門捜査官による捜査を進めた。その結果、24日にイングランド(England)中部ノーサンプトンシャー(Northamptonshire)で35歳の男を拘束したという。

 ピッパさんは2011年、キャサリン妃がウィリアム王子と挙式した際に花嫁の付き添い役を務め、一躍有名になった。ヘッジファンド経営者のジェームズ・マシューズ(James Matthews)氏と婚約中で、来年挙式する予定。今回ハッキングで盗まれた画像には、ピッパさん自身の婚礼準備を撮影したものもあったとされる。(c)AFP