【9月25日 AFP】16-17スペイン1部リーグは24日、第6節の試合が行われ、終盤に同点に追いつかれたレアル・マドリード(Real Madrid)は、ラス・パルマス(UD Las Palmas)と2-2で引き分け、途中交代したクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)にとっては憂鬱(ゆううつ)な一日となった。

 ロナウドは後半、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)のゴールでチームが2-1と勝ち越した直後にルーカス・バスケス(Lucas Vazquez)との交代でピッチを後にしたが、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督と目線を合わせず、不満をあらわにしていた。今季のリーグ戦6節終了時点で、ロナウドがフル出場を果たしたのは、わずか1試合だけとなっている。

 レアルはその後、守備の隙を突かれてラス・パルマスのセルヒオ・アラウホ(Sergio Araujo)に同点ゴールを許し、リーグ戦の連勝記録が16で止まった前節のビジャレアル(Villarreal CF)戦に続き、2試合連続で引き分けに終わった。

 ジダン監督は試合後、ロナウドを交代した理由について言及し、敵地でボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)と対戦する27日の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)を見据えての決断だったことを強調している。

 ジダン監督はスペインのテレビ局モビスタープラス(Movistar +)に対し、「火曜日には別の試合があるので、彼(ロナウド)もたまには休まなければならない」とコメントしている。

「彼が常にピッチにとどまっていたいことは理解しているが、私は選手、特にクリスティアーノのことを考えないわけにはいかない。私は定期的に彼を休ませなければならないし、今夜はそれをしただけだ」

 レアルは前半33分、ナチョ(Jose Ignacio Fernandez Iglesias 'Nacho')のシュートがラス・パルマスのGKハビ・バラス(Javi Varas)に阻まれたものの、こぼれ球をマルコ・アセンシオ(Marco Asensio)が頭で合わせて先制した。

 その後、ラス・パルマスのタナ(Tana)に同点ゴールを許したレアルは、後半22分にベンゼマの得点で勝ち越したものの、ロナウドをベンチに下げて迎えた試合終了5分前にアラウホに同点ゴールを決められた。

 同日の試合では、リオネル・メッシ(Lionel Messi)不在ながらもルイス・スアレス(Luis Suarez)やネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が得点を記録したFCバルセロナ(FC Barcelona)が、スポルティング・デ・ヒホン(Real Sporting de Gijon)に5-0で快勝しており、首位レアルとバルセロナの勝ち点差は1に縮まっている 。(c)AFP/Kieran CANNING